
スティーブ・ジョブズの有名な「コネクティング・ドッツ」を、新規事業の現場でどう実践するか──「身体的アプローチ」シリーズの完結編です。
「いつか点が繋がる」と信じたいけど、具体的に何をすればいいの?
提示されるのは「化石」と「プロトタイプ・ネットワーク」という二つのコンセプト。
分厚い企画書は関係者にしか読まれず、外部に広がらない。
しかしプロトタイプ、デモ動画、簡易なサービスは「化石」として外の世界に残り続けます。
未来の仲間が、あなたの仕事を「発掘」してくれる。完璧を求めず、小さくてもいいからアウトプットを世に出し続けることが重要です。
美容師向けに作ったサービスの技術が、実は弁護士の業務改善にも使える──
こうした「共通項」は、異なる業界の人と交わることで初めて発見されます。自分のアウトプットを異分野に発信し続けることで、予想もしなかった接続が生まれます。
そして最後に語られるのが「やりあて」と「コネクティング・ドッツ」を貫く統一理論──
「ネットワークと発火」モデル。脳内のニューロンが発火して新しいアイデアが生まれるように、人と人のネットワークの中で偶然の接続が起き、イノベーションが生まれる。
「やりあて」と「コネクティング・ドッツ」を貫くのは、この同じ構造です。
あなたの今日の行動が、未来の誰かのブレークスルーになる。点を打ち続けることの価値を再確認できる完結編です。
ARC channel
アークチャンネルは、新規事業開発の実践者たちが好き勝手喋るVTRの内容を、スタートアップスタジオの先輩社員の神谷と、大学生インターンの五十嵐がゆるく、まじめに掘り下げていくトーク番組です。\n\n・大企業特有の「新規事業の闇」\n・スタートアップの人材採用や育成の舞台裏\n・AI時代ならではの企画ノウハウ\nなど、『そこまで言っていいんかい!』な新規事業のリアルに切り込みます。
スティーブ・ジョブズが語った、今やっていることが将来何に繋がるかはその時点では分からないけれど、いつか点が繋がって大きなものを生み出す、という考え方です。コネクティングドッツとも呼ばれます。ただし、待っていても起きません。
未来に向けて、今の現場にプロトタイプを埋め込むことです。参考になるのは歴史の研究で、当時の人の肉声は受け継がれず、化石や書物といった物だけが残ります。新規事業も同じで、決裁がおりず形にならなかった企画は、組織や人が代わった時点で受け継がれません。
膨大な企画書が残っていても、それを読み込み、情報が何層にも折り重なってようやく到達できる思考の結論には、後継者はたどり着けないからです。プレトでもプロトでもモックでも構いません。直感的に、目指すサービスが分かるアウトプットが要ります。
あります。美容師向けに立ち上げたマパージュというサービスは、結果的にプロダクション対デザイナー、司法事務所対弁護士など、集約と分散のパラダイムシフトが起きている領域の注目を集めました。ビジネスモデルやステークホルダーに共通項がある市場は、潜在的に繋がっています。
脳内のニューロンが発火するように、人と人のネットワークの中で偶然の接続が起きて生まれると考えています。共通項で結ばれた潜在的なネットワークを、プロトタイプという発火で顕在化させる。コントロールしきれない領域ですが、確率は上げられます。