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2025.5.14.WED

大企業との相性最悪!? 新規事業コンサルの闇

大企業コンサルと新規事業、相性最悪説──業界の「闇」を内側から暴く

アクセラレーターやインキュベーション、数々の大手企業への新規事業コンサルを経験してきた立場から、業界の構造的問題を独自の視点で解説する回です。

「コンサルと新規事業の相性が悪い」と言われる本当の理由、その根っこにあるのは「ビジネスモデルの矛盾」です。

闇1 コンサルの利益と事業の成功は、構造的に相反している

なぜコンサルが新規事業に入ってもうまくいかないのか?
その根本原因は「ビジネスモデルの矛盾」にあります。

コンサルティングファームは工数×単価で売上を立てる構造のため、プロジェクトが長引くほど収益が上がる。
一方、新規事業は素早く検証して素早く判断することが成功の鍵。

つまり、コンサルの利益と事業の成功が構造的に相反しているのです。

闇2 美しい戦略資料は作れても、泥臭い実行で手が動かない

さらに問題なのは「コンサル人材の特性」。

大手ファーム出身者は分析と提言には長けているが、自らリスクを取って事業を推進する経験が乏しい。美しい戦略資料は作れても、泥臭い実行フェーズで手が動かないケースが多いと指摘します。

では、コンサルとどう付き合うべきか?

大企業はどうすればいいのか?

提案されるのは「コンサルを使う目的を明確にする」こと。
戦略策定や市場調査といった限定的な領域では有効。しかし事業の立ち上げそのものを丸投げするのは危険です。

自らも「コンサルファームの闇」を内側から見てきた経験を持つからこそ語れる、リアルで辛辣な内容です。
ぜひご覧ください!

ARC channel

アークチャンネルは、新規事業開発の実践者たちが好き勝手喋るVTRの内容を、スタートアップスタジオの先輩社員の神谷と、大学生インターンの五十嵐がゆるく、まじめに掘り下げていくトーク番組です。\n\n・大企業特有の「新規事業の闇」\n・スタートアップの人材採用や育成の舞台裏\n・AI時代ならではの企画ノウハウ\nなど、『そこまで言っていいんかい!』な新規事業のリアルに切り込みます。

よくある質問

  • 新規事業コンサルとは何ですか?

    新規事業コンサルとは、企業の新規事業の立ち上げを外部から支援する仕事です。ただし大企業側の構造とコンサル側の収益構造がどちらも新規事業と噛み合っておらず、任せれば進むという前提が成り立ちにくい領域です。

  • なぜ大企業は新規事業がうまくいかないのですか?

    人の配置がそうなっているためです。企業はいま売上が立っている事業に主力を置きます。10名の部署から新規事業へ出るのは多くて2名で、二番手の人員と少ない頭数が割り当てられます。判断としては間違っていませんが、結果は決まってしまいます。

  • コンサルに新規事業を任せると、なぜ長引くのですか?

    コンサル会社にとっての成功が、高い単価で、少ない労働力で、長く売上を立てることだからです。その行動原理のまま新規事業をやると、3か月で終わる仕事が12か月に伸びます。収益の向きが事業の成功と逆を向いています。

  • 客観的な第三者の視点は、新規事業の役に立ちませんか?

    ヒントにはなりますが、答えにはなりません。加えて、間違えることを契約が許していないという制約があります。仮説を外しながら進むのが新規事業なのに、外さないことを求められる契約形態がそもそも噛み合っていません。

  • では、どうすれば抜けられますか?

    道は2つです。大企業は別会社を立てて、既存事業のルールと年度予算の制約から完全に切り離すこと。コンサル側は成功しなければ儲からない契約にすること。成果に応じた分配や株式で受け取る形に寄せれば、長引かせる動機が消えます。