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2025.7.2.WED

新規事業しくじり先生:事業をつぶされないためのノウハウとは?

「頑張ってたら、組織ごと吹っ飛んだ」──事業をつぶされないための「逃げ場戦略」

大企業の新規事業で実際に起きた理不尽エピソードから、事業を守るためのノウハウを学ぶ回です。

JTC代表・山田さんが、現場から集まった「しくじり」を成仏させていきます。

今回寄せられた実話はこちら。

・新規事業部に配属されたら、誰も新規事業の経験者がいなかった

・社内では相手にされなかったのに、社外で評価された途端に手のひら返し

・やっと軌道に乗ったと思ったら、社長交代で全プロジェクトが白紙に

「メテオホール現象」──隕石は、何の前触れもなく落ちてくる

経営層の交代や組織再編という「隕石」が、突然プロジェクトを粉砕する。

個人の努力もチームの成果も関係なく、政治的な力学だけで事業の命運が決まる。
これが「メテオホール現象」です。理不尽に聞こえますが、大企業の新規事業では珍しくない現実です。

備えるための「逃げ場戦略」

では、この理不尽にどう備えるか?

提案されるのが「逃げ場戦略」です。
一つの事業に全リソースを集中させず、社外評価や外部パートナーとの関係を構築しておくことで、社内の風向きが変わっても事業を継続できる選択肢を確保する。

「努力=成果」にならない世界で、あなたの事業を守るためには、事業そのものの推進力だけでなく、社内政治リスクへの備えが不可欠。イントレプレナー必見の内容です。

ARC channel

アークチャンネルは、新規事業開発の実践者たちが好き勝手喋るVTRの内容を、スタートアップスタジオの先輩社員の神谷と、大学生インターンの五十嵐がゆるく、まじめに掘り下げていくトーク番組です。\n\n・大企業特有の「新規事業の闇」\n・スタートアップの人材採用や育成の舞台裏\n・AI時代ならではの企画ノウハウ\nなど、『そこまで言っていいんかい!』な新規事業のリアルに切り込みます。

よくある質問

  • 社内政治とは何ですか?

    組織の中で誰が何を通せるかを決めている、公式の制度とは別の力学のことです。新規事業では、これが事業の中身より強く働きます。新規事業開発そのものの不確実性と、社内政治の不確実性という、2つを同時に相手にすることになります。

  • 軌道に乗った事業が、突然なくなることはありますか?

    あります。売上が落ちたわけでも顧客が離れたわけでもないのに、社長交代と経営方針の変更に伴う組織改革で、所属していた5000人の組織ごと解体された事例があります。組織が無くなれば、その中にあった事業も一緒に消えます。

  • 「メテオホール現象」とは何ですか?

    アジャイルでもウォーターフォールでもなく、隕石を落として非論理的にプロジェクトを粉々にする、という意味の呼び名です。しかもこの隕石には方向性があります。経営層にとって売上のある既存事業は大事で、売上のない新規事業は潰しやすいからです。

  • 社内で評価されないのに、社外で評価されることはありますか?

    あります。社内で上申しても進まなかった企画が、政府や大口顧客からお墨付きをもらった途端に扱いが変わります。評価軸が変わったのではなく、守るべき対象が社内から社外に移っただけです。社内を説得してから外に出るのではなく、外の評価を取ってから社内に戻る順番が有効です。

  • 自分の事業をつぶされないためには、どうすればいいですか?

    所属組織が無くなっても継続できる逃げ場所を、別の部署や社外にあらかじめ作っておくことです。社外に事業の居場所があれば、社内の組織が消えても事業は消えません。すべてを社内で完結させている事業は、組織と運命を共にします。